Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

ちょっと暴力・不服従

長男がキッチンをうろついていたので、こんな話をもちかけました。

 

「ワクチンの是非は置いておいて、ワクチン強制に対しては断固としておかしいと思うよ。打たないと大学に行けないとか、働けないとか、海外旅行できないとか脅すかと思ったら、打ったら自由が待っているだなんて言って、不特定多数に向けて、『打ったら奨学金だす』とかなんとか言って誘導してるって、自由人(次女)出身のママとしてはどーしても気持ち悪いって感じるよっ。と、少し自分を見失ったように話してみたところ、そんなことを自分で言っておきながらふと、

 

「あれ、これってもしかして、ママが君にカリフラワーを食べないと食後のおやつはないよと脅かしたり、食べたら今よりもっと速く泳げる体に近づくかもよ〜、って時々そそのかそうとするのともしかして同じ?」

 

と、引き続きべらべら話している自分がいました。

が、もちろん自信があって言ったのです。そして付け加えて、

 

「なーんてね。ちがいまーす。ママは、ちゃーんと君個人に対しての成長のためを思ってしていますからね〜。」と、どや顔で長男を見たところ、

 

カリフラワー大嫌いな長男、じーっと私の目を見て、

「でも、ママはカリフラワーが体に良いって信じているから食べさせようとするわけでしょ。」と返してきました。

 

「え、そりゃあねえ。だって、カリフラワーってすごいんだよ〜。ブロッコリー芽キャベツもすごいけどさ、カリフラワーを食べないで水泳戦うなんて、大損じゃない?って思うけどなあ」

 

と、まだまだこの時点ではどや顔の私。

 

 

そこに、長男、「でも、ママはそう信じているかもしれないけど、どうやってカリフラワーが体に良いって証明ができるの?」と言うではないですか。

 

 

「えっ。そ、それは。。で、でも、ママだって一応、栄養マニアだし、それなりに本も読んできたけど、カリフラワーは体に悪いなんて記事はどこにもないよ、、、あ!!

あれかね?農薬かね?あとは遺伝子組み換えとか?、あ、もしかして野菜をフレッシュにキープするための怪しいスプレーとかのことかね? それだったら、ご心配なくだよ。有機野菜&No GMO をなるべく買うようにしているじゃないの。疑り深いママの性格をご存じでしょ〜」

 

と、タジタジに反してみたところ、

 

長男は余裕をかました表情で更にニヤリと笑い、

 

「じゃあ証拠は?僕という人に、カリフラワーが害がないという証拠は? まずいと思いながら口に入れる場合、栄養は本当に栄養となるの?」などというではないですか。

 

 

疑り深さが、疑り深さを育ててしまったと気づいた瞬間でしたw

 

  

悔しく感じながらも、一方で、ここまで言えたら大丈夫だと、安堵感も感じました。

カリフラワーを押し売りしてくるママという大きな力に対して、しっかり自分の気持ちを伝え、Noと言った長男、よくやったと笑

 

結局、根が自由人なので、私自身が自分で意思決定をし合うヘルシーな関係でないと息ができないので、子供にも結局こうなってしまうという流れです。

 

 

今後、チーズかけてチンするとおいしいよとか、提案はするけど、カリフラワー大好物の次男にあげることもお任せするわ。と、なんだか、結局、息子の土俵に引きずり込まれて敗北宣言。

いや、私の敗北と言うより、彼が要塞を守ったということなんですよね。ブラボーです。

 

 

これからも、この調子で人間関係の海の中に飛び込んでも、学校や職場、家庭で、healthyな関係を作っていって欲しいと切に願います。嫌なことは嫌と伝え、交渉できないことにはかかわらないというのが一つ。そして、同じように、相手にも同じことをしてはいけないよね、ママが間違えてきたように、相手の様子を見てその人が嫌がるようなことはしちゃいけないね。この2つが出来たら大丈夫だよ!

 

と、せっかくなので熱い演説をしてみましたが、半分聞いてない様子で、「ランチまだー?」とはぐらかされました。

 

とは言いつつ、自分で言っておきながらこの2つを守ることの難しさよ・・・なんですよね。

 言い方もキー。そして、その相手に良く伝わる言い方が出てくる心の健康さも大事。

一生かけての修行です。

 

 

 

話はワクチンに戻って、結局、もしこの秋の学校スタートで、子供がワクチン接種をしないと学校にはいけないということになったらどうするかなーとも考えていて、もしその場合は、↑のルールに当てはめたときに、自分の要塞は守って学校とはノーディールの方向、つまり、学校は行かず全員ホームスクールになるなーと勝手に腹の中に最後の切り札を準備はしていました。ブーブー愚痴を言っているので、非暴力不服従の精神ではなく、「ちょっと暴力・不服従」。

 

でも結局、数日前に学校からの知らせが届き、建物の中も外もマスク着用は希望者のみ。ワクチンも任意。パンデミックは終わりましたーということになったようです。

 

あれ?っと拍子抜けです。

 

まあ、何はともあれ、子供達に残したいものって何かって、何度も言ってしつこいですが、「ヘルシーな関係」だなーとつくづく感じています。

 

ヘルシーな関係の家族と暮らしたいし、ヘルシーな関係の学校で勉強したいし、ヘルシーな関係の職場で働きたいし、ヘルシーな関係の国に住みたいし、子供達にもそういう世界を渡したい。つくづくそうおもいます。

 

 

ということで、まずは、カリフラワーをプッシュするのをやめるところから、変えていくことをがんばります。