またまた水泳とは何の関係もないテーマの日記です。
3歳の娘は、最近「となりのトトロ」のDVDを何度も何度も繰り返し見ているので、セリフを覚えては私に相手をさせてお芝居ごっこを楽しんでいます。私も、子供の頃から数えたら何百回見てるのか分からない映画なので、トトロの中のキャラクターならある程度演じ分けできる自信はあり、娘の趣味につきあえていましたが、先日食卓で事件が勃発しました。
家族で夕飯を食べているときに、娘が私に向かって、かんたのママになって欲しいと頼んできました。かんたがさつきとめいに傘を貸して自分は濡れてきたことをお母さんに言い訳する時に言う、「だーから、わすれたの〜」「ちがわい!」というセリフを言いたくてたまらなかったみたいで、私に、「雨の中傘を忘れる馬鹿がどこにいる!どうせ振り回してこわしちまったんだよ!」というお母さんのツッコミを真似てくれることを期待していたのです。
マイナーすぎるキャラとはいえ、私の細胞は全部言える準備ができていましたが、そこで、「かんたのママじゃなくて、さつきのママが良いな〜」と娘をじらして遊んでみたところ、それまで黙々とご飯を食べていた長男の方から、なんと、「ママはもうかんたのママみたいだよ」と耳を疑うコメントが返ってきました。
直後ショックを受ける私に、大慌てで、「ということは、ぼくはかんただからさ」と謎なごまかしをする長男、そして何の否定もフォローもしない夫と次男と三男・・の図。
私がやってきたことの積み重ねが評価されたような瞬間でした。
そりゃたしかにね、3人も男の子を扱ってきた道のりではね、時に鬼のようになり、時に極道の女のようになってきたかもしれないわよ、でも、優しかったときもあったとおもうのに・・。
などと、母親になってからの人生を走馬燈のように思い出しながら、自分で分かってはいても、はっきり相手から言葉にされると威力があるもので、気にしてないふりをしながらも、さすがに少し落ち込んだ気持ちになりました。
赤ちゃんだと思っていた子供達にはしっかり自我があって、こっちをちゃんと見ていて、評価をしている、、そんな当たり前のことにも改めて気づきました。
話の流れで半分ジョークだったとは言え、言われてみてハッとすることってありますね。
まあ、さつきのママみたいなママは世界に1パーセントいるかいないか?だと思うのでそこまで凹んではいませんが笑(←反省が足りない)、100パーセントかんたのママだったという記憶を子供達に持たれて自分が後悔しないように、彼らが巣立ってしまうまでには名誉挽回をめざして、コミュニケーションするときは言葉を大事に選んでいけたらと、そんな気持ちにさせられた事件でした。