昨日の夜、水泳コーチが保護者への全体テキストで、
「11月のSwimmer of monthは〇〇(長男)が選ばれました。お祝いするのを手伝ってください」とメッセージをくれました。
「〇〇は、努力を継続し、先週の大会では、400IMのイベントで自己記録と州大会参加資格を得ました。」と、公の場でほめてくれたのです。
そして、チームの親御さんたちからたくさんお祝いのメッセージとLikeを頂きました。
大会でその瞬間を見ていた他のママさんによると、本人は飛び上がってよろこんでおり、周囲のコーチもチームメートも、とにかくハッピーだったのよ~とのこと。
という、親バカな内容を書くのも、
我らが長男、それはそれは、長いスランプを通っていたからです。
記録の伸び悩みだけでなく、2歳年下の次男に記録を追い越されるという、兄としての立場や、プライド、プレッシャー、投げ出したいけど、辞められない複雑な心境、将来の進路も考え始めての力の入れ具合や、同じ年頃のスイマーのやる気がなくなるという試練等々、傍から見ていて、あの、10才や11歳の純粋な時代とは違うオーラを背おいながら練習に通っていました。
数か月前には、大会に参加した子たちと、「もう引退かもな」だったり、「水泳なんて」など、悪ぶった発言もあったりして、私としても、「水泳とのご縁はそろそろこのあたりまでかな、高校から始めた学校の陸上部もあるし、まあ、あと1年半、卒業まで続けていけたらそれだけでも大したものよね」と感じていました。
そこからの、急な伸び。
親も、兄弟も、チームメイトやコーチ、他の親御さんたちまで、「うかれる権利あり!」と喜ぶという展開になりました。
とはいっても、壁の分厚い競泳ワールド、上には上がありますので、進路に繋がるような点は見えませんが、もんもんとしながら微かにでもポジティブな姿勢を向け続けることで、切り開く経験、これだけでも、次のステージに役立つお土産になるんじゃないかなと思います。
そして、家族以外の人から応援してもらう経験や、変に平等に評価をせずに、しっかりと努力と成果を見て評価をしてくれるコーチとの出会いも、幸運に恵まれているなと、感じた次第です。
一つ、私もこっそりと自画自賛していることを書くとすると、
悪びれている長男に、ひとこと、腹を割って話したことがあります。
「君が、競泳に対して感じていることはわかる。それは、ステージに応じてチャレンジも変わってくるものだし、記録が伸びないのはシンドイと思うから、引退することや、練習を休むことについては、ママは君が決めたら良いと思うし、コーチとプライベートで話したらいいと思う、
でも!!
お願いだから、それを周囲に垂れ流さないでほしいのよ。君がここまで練習を続けられたのは、練習に黙々と通う先輩たちがいてくれて、スランプでも、卒業までやりきってくれる姿を見せてくれた、チームメイトの子たちがいたからだと、ママは今でもありがたいと思っているのよ。だから、若い子たちが見ていて、ついてきている、やる気になっているっていうことを前提に振舞うことだけは意識してくれたら嬉しいよ。うちにだけでもあと3人いるし。」
と、私よりもずいぶん大きくなった長男に向けて、久しぶりに母らしいトークをしたんです。
手前みそながら、きっと、それを心にとめてくれたことも、少しは役に立っていたのではないかな?と、ムフフと思っていまーす。というのが今日の落ちでした。
こういうことを言うと、「ママはすぐに僕の達成を横取りする」と怒られるので、
こういうことは日記に封印しておこうとおもいます。