Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

ランサムウェアアタックの犯人はママ?!

2020年はまだ終わっていません。

なんと、私たちの住む地域を含むエリアの学校システムにランサムウェアが仕掛けられハッキングされたということで、子供達の学校が急に休みになってしまいました。

コロナのワクチンニュースが出始めて、トンネルの出口が見えてきたように感じていた矢先の事態で、一つ山越えたらまた山が〜と、くらくらしています。

 

11万人以上の子供に影響があるそうで、今解決にあたっている組織だったり、先生たちだったり、深刻な状況だと思うのですが、子供達側も、朝の8時から夕方3時までの授業や課題、その後のクラブ活動も全てPCの前で完結という生活が一変して、やることがなくなってしまいとまどっているようです。しかも、安全のために学校で使用するPCは開けないようにという指示もあるので、スマホを持っていないうちの中学生組のあたまのなかはきっと、突然に無人島に連れてこられた感覚に近いのではないかな思います。

今は開かずのPCで、ゲームだって、友達とのエンドレスなチャットだってすべてまかなっていましたから。

 

そんな子供達を観察していると、最初は呻いていましたが、しばらくして諦めた様子でマンガを読んだりお互いを捕まえてチェスをしたり、ボードゲームをしたり、ピアノを弾いたり相撲を取ったり、クリスマスツリーを飾ったり等、普段座り続けて同じ部屋の中でPCを見続けている不健康そうな状態から、なんだか、人間らしく五感を使った姿に戻りつつある、そんな様子が感じられるようになってきました。

 

11万人の困っている子供達と、対策に走り回っている方々にはとても失礼だとは思うのですが、1母親としては、子供達がPC漬けから解放されていることに、どこかでほっとしたというか、家にいながらにして、現代版修行僧のキャンプに参加しているような子供達の姿を悪くないじゃんと思いながら見ていることを否定できません。

 

そしてうれしさを抑えきれない感じで、「みんなー、どうせならこのチャンスに伝記とか、本とか読んだり、学習ワークドリルとかもじゃんじゃんやったりしてもいいからねー。必要だったら注文するよー。」と、押しつけがましいアナウンスもしはじめました。

 

すると、三男が、ぼそっとこんなことを言ってきたんです。

 

ランサムウェアの犯人は、どこかの家のお母さんかもね。」と。

 

耳を疑うこのつっこみですが、つまり、なんだかママ嬉しそうだねー、そういえばずっと、兄ちゃん達がPCの前にいる時間だったり、ゲームしてる時間だったり、友達とのエンドレスなグループチャットにケチをつけていたり、目が悪くなるよーって脅していたりしてたよねー、それが今全部なくなっている状態かあー、ママあやしーなー、でも、うちのママにはそういう能力はなさそうだしなー、どこかの家のお母さんかもなー。などと思ったのでしょう。

 

こんなことを言ってきたのは3人の中でこの子だけ。

確かに、ママも兄ちゃん達のPC時間は長すぎると思っていたけれど、ハッキングまでは小心すぎてできないわよ!と答えておきましたが・・。

 

 

話はそれますが、この鋭い系の三男は、スイミングに対しても上の子2人とは違う様子で取り組んでいるようで、兄たちのようにタイムを縮めるために、せっせと朝練に通うほどにはやらないつもりだと今から宣言しています。自分が今水泳をやってるのは体脂肪を燃やすためだとか、友達と会うためというような軽めの動機なのだとか笑 スイムチームに入りたくて泣いて頼んで親を説得するために努力してきた長男は当時10才前でしたから、今9才になったばかりでチーム歴三年目という三男の状況はすごく恵まれていると思うのですけどね。生まれた順番でこうも環境がかわるものです。

 まあこっちだって、アトピー体質の三男が元気に泳いでるだけで花丸あげているのでそれでもいいのですが。

 

 

それにしても、お母さん達をランサムウェアの犯人だと疑うなんて。

ノーマーク傾向にある三男、さすがに自由な発想でびっくりです。