今年は、ホームスクールの一環として、という名目で(笑)、いや、思いっきり私の希望100パーセントで、畑を作りました。
最初は何気なく種を植えて、芽が出るところを毎日観察して楽しんでいただけですが、徐々に何かこみあげてくるものがあり、この子たちにちゃんとした場所をと思い立って、ホームセンターで木の板と重い石を買い、土を注文してダンプトラックで運んでもらい、家族や近所を巻き込んで、庭のど真ん中に7フィートx4フィートの畑コーナーを開設。今は、キュウリ、トマト、ナス、ペッパーにゴーヤ、スイカ、しそ、バジルが植わっています。
こういう風に、思いついたことをやってみるという、勢いだけは自信があるのですが、
知識は後付けの場合がほとんどの私。今回も、ガーデニングとはなんぞや、野菜を作るとはなんぞやというところから、あまり分かっておらず、何か勉強しないとなーとアンテナを張っておりました。Youtubeで農家さんたちが出している動画を見て勉強したり、図書館でも本を借りてきたりしていましたが、どれもスキルが中心。
なんとなく、ものたりなく過ごしていたら、あるとき「奇跡のリンゴ」という8年前くらいに書かれた本を勧めてもらいました。リンゴは作るつもりはなくても、奇跡は気になると思い、早速アマゾン.jpで注文しました。5日もしないうちに届き、一気に吸い込まれて読みふけりました。(子供たち、心ここにあらずだった私でごめんね)
農薬と肥料を使わずに自然栽培のリンゴを作るためにたどった道のりという内容ですが、読み終えて、畑づくりの事なんかすっかり忘れてしまうような、人生のいろんなことに答えをもらったような、この本、ほんとに¥533で売っていいの? なんて思ったり。たぶん、これは一生持ち続ける本の1冊になると感じています。コンマリメソッドで片づけをするたびに、スパークジョイで残り続けるだろうなというか。
うーん、でもそんなもんでもなくて、たぶん、棺桶にいれてと遺書に書くかと思います。
農業だけじゃなくて、子育て、人との接し方、健康についての考え方、いろんなことを考えさせてくれる本でした。やるべきことと、やるべきでないこと。自分の都合でやっていたこと、自然本来の力に繋がることを明確にさせてくれる一冊。
タイムマシンを一回だけ使えるとしたら、14年前の妊娠中の私にこれを届けに行きたいです。
子供たちの夏読書にどうかなとなんとなく気になってサーチしたところ、まだ英語版は発売されていませんが、オノヨーコさんのホームページで読めるようになっているということがわかりました。
まあ、彼らの反応は、そこまでして~という感じでしたので、私がTED トーク並みの身振り手振りで内容を熱く語ってます。しらけられていますが、それでも語るのがおばさんなんで、しつこくやっています笑
ガーデニングについての書き出しとはまったく違う方向に行ってしまいましたね。
毎度毎度、飛躍しまくりのとりとめのない文章でごめんなさい。
けつろん。
今、いろんな意味で、混乱の中ですが、この、微かだけど、確実に実証された希望を手掛かりに、どーんと構えて、地味でもコツコツ、地道に前を向いて、愛を持って、笑っていけたらいいなと。
うわーん。木村さんに会いたーい。