Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

得意種目で勝負

週末です。
昨日夫に質問をしました。

「息子たちの大会送迎と、家で娘と留守番、どっちがいい?」


息子達を率いて朝6時発で1時間の運転、大会が終わるまで会場の駐車場で半日待機するコースか、寝たいだけ寝ることはできるけどその後は妄想遊び大好きな4歳女子の相手と世話をするコース、のどちらがいいかという究極の選択をしてもらったところ、


ベテラン父さんは後者を引き受けてくれました。


今頃、父と娘のんびり起きて朝ごはんのシリアルでも食べているのかと思います。




そういうわけで私はボーイズ担当で家から1時間離れたところに来ています。
送り届けるまではバタバタですが、3人に十分な食べ物を持たせ会場に送り届けるミッションが終われば、7時間ものもて余す時間を手にした状態になります。


こんな風に妻を泳がせることができるのがうちの夫の偉大さのひとつ。笑



別に飛行機に乗って南の島に行かなくても、これだけで十分なバカンスになるんです。


帰ったときにたまってるであろう家事を想像するのはやめて、今日は、THERMOSにいれた温かい緑茶と梅干しおにぎり、欲張って持ってきた本たちを広げてありがたく充電させてもらおうと思います。


前置きが長くなりましたが、
息子たちの今日のイベントは全て自由形
1000、500、100、50 yard に長男と次男
三男は200、100、50 yard を泳ぐらしいのですが、


行きの車の中で長男が珍しく弱音を言いました。


「長距離はまだ大丈夫だけど、50のタイムが◯◯(次男)に追い付かれそうだから気分が悪い」
と。

もちろん後部座席で次男も聞いています。


差は1秒もないそうなので、確かにいつ追い抜かれてもおかしくない状態。長男は次男が水泳を早く始められたからだと間接的に親の不平等さを訴えたい気持ちも含めていた態度も出したので、少し意地悪返しをして

「じゃあ◯◯に遅く泳いでもらうよう頼むのはどう?」 と言ってみると、

ぐーっと唸って、「それも意味がない。何だかわからないけどナーバスなんだよとにかく、、、」と返してきました。


まあ、私も姉妹いっぱいいたからわからないでもない境地だなあと思いましたが、

なんとか気を取り直して大会に向かってほしかったので、


「まあでも、これからどんどんそういうものがもっともっと見え始めるよ。
強みはそれぞれ違うのだから、自分の得意分野を伸ばして、それ以外はうまくできるヤツに花持たせるってのも良いものかもよ。」

と言ってみました。


「同じ親から生まれた兄弟でも秀でるところは違うってこと、おばちゃんたちの話聞いてるからわかるでしょ」と付け加えると、私の姉妹たちがそれぞれ、新聞記者、美容師、インテリアデザイナー、看護師とそれぞれまったく違う道を辿っていることを思い出したみたいで、よりわかってくれたような反応をしてくれました。


「あと自分が自分の記録を破るのが楽しいんじゃないのー。ママなんて、最近プランクを30秒続けて出来るようになったのよ。最初は10秒で辛かったのに! 」と自慢すると、鼻でふんと笑ってましたが、自分の得意と自分の成長にフォーカスする気持ちがもどったのか、

いつかトライアスロンに出る。と言い出しました。


ト、トライアスロン・・・!!! 世界が一気に変わりましたが、


そ、そうね、そうそう、それでよいのよ。


自分は自分、アイツはアイツね。



こんな話を黙って聞きながらも、次男と三男は兄に遠慮する気ゼロな様子。



「まあ、みなさん、世界は広い。成長する方向を見定めて思う存分頑張れい!」

と言うことで、無難な感じでカウンセリングをまとめました笑



あ、たいへん。バカンス時間があと6時間に。

ではでは、ここまでお付き合いありがとうございました。