Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

流血スイムタクシー

昨日の朝のことです。

 

長男と次男に起こされ、時計を見ると、いつも水泳の朝練に連れて行く時間が過ぎていました。しまったーと飛び起きて、パジャマとメガネのままコートをはおり、バタバタしつつもなんでアラームが鳴らなかったんだろう、ああ、娘が昨日携帯いじってたなそういえば、と寝坊を娘のせいにしつつ、とにかく車のエンジンをかけて車を温めなければと、車に向かい運転席のドアを開けようとしたのですが、慌てていたというのと、暗さでよく見えなかったというのもあって、ドアに額をぶつけてしまいました。

 

痛みで泣きそうでしたが、とにかく左手で額を押さえ、右手でエンジンをかけました。もだえながらも車が温まるのを待っていると、左手から血が滴っていることに気づきました。手元にティッシュペーパーがあったのですぐに押さえましたが、まだ血が出ているのを見て、「うーー、これはER(緊急病棟)かも、、」と唸っていると、助手席の長男がこんな状況にもかかわらず、「mommy, I need to go」と言うではないですか。まさにSNSでは炎上しそうな発言ってやつです。

 

マミー、血が出てるんですけど!と一瞬思いましたが、こういう冷たいところは自分にそっくりなので遺伝させちゃったと諦めて、1秒後には運転している自分がいました。

 

朝4:50、左手で流血を押さえながら右手で運転。片道5分ちょっとの場所ですが、もうこれは、スイミングというモンスターに親子そろってとりつかれている状態としか言いようがないな、と我ながら呆れながらも二人をプールに送り届けました。

 

帰ってすぐに氷と塗り薬で応急処置をし、左目の上にバンドエイドというボクサーの様な顔になりましたが、お嫁に行った後でよかった・・とかなんとかこじつけながら弁当作りを済ませ、また二人を迎えに行きました。

 

さすがに、その時は二人とも「are you okay?」と聞いてくれたので、少しは心配する遺伝子も渡せていたかと少しほっとしました。

 

その日、バンドエイドの理由を聞いてくれた人達には、「車のドアにぶつけたの」としか言いませんでしたが、実はこういう長いストーリーがあったわけなんです。

 

彼らが結婚するまでには、血が出ている人をもうちょっと心配できるように情緒教育が間に合えばと思います。

 

なんて、私がもっと落ち着いた素敵なスイムマムをめざさねば汗