Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

子供のゲーム時間と将来

子供も学校の授業と課題にコンピュータを使用するようになり、それ以来、勉強と娯楽(ゲーム)の境が分かりづらくなってしまいました。今まではゲーム時間を決めていて、決まったディバイスでのみ遊んでいたので分かりやすかったのですが、勉強とゲームのどっちをやっているか分からない状態というのは、ややこしすぎて、ずっともやもやしていました。

 

目にも悪いし、ゲームの内容によっては中毒性があるかもしれない、勉強に集中できていないかもしれないということが主な心配の理由ですが、それ以上に、ルールを守るか守らないということで生じる衝突が大きくなりました。時間やルールを決めたところで、勉強に使うものと同じコンピューターでできちゃいますから、勉強の合間に親の目を盗んでやることなんてチョロいわけです。画面を閉じるボタンをクリックすればいいわけですから。でも、母親は感づく。どんなに嘘をつこうが、上手に隠そうが、表情を見ればだいたいわかるんです笑 

 

同じ年頃の男の子を持つママさん達と会っても、家庭でのゲームについて子供とどう取り決め、それをどう破られてハートブレイクしたか、そしてその取り締まりをどう強化したか、または諦めたか、などが話題の中心になってきています。

 

うちだけじゃない〜涙 と共感してその場でのママ達同士は慰め合えるのですが、このままでは、取り締まりに時間とエネルギーを消費して、不必要なお互いの不信感を生み出して、子供自身も自尊心が低くなってしまう。イタチごっこがしたいわけではないので、なかなか難しいテーマだと感じていました。

 

ゲーム時間を厳しく取り締まりすぎると、将来大人になって自由が出来たときに、反動でゲームにハマって引きこもる可能性もあるという意見もあれば、逆に、厳しくしすぎるのをやめて本人に任せてみたら、線引きができるどころか、際限ない状態になってしまったのという話も聞き、どうしたらいいのかと悩みました。「ゲームから子供をどう遠ざけるか」という内容をググったりもして、少し神経質になっていました。

 

 

が、こんな消耗戦をするのをやめることをここに宣言します。

 

きっかけはとくになく、これまた直感なのですがw

 

まず、将来、大人になったときにゲームにはまるかハマらないか、ここですが、

これはゲームに限らず、ハマって残念な状態になる可能性がある世界は海のように広がっているわけですから心配してもキリが無い。将来、彼らが羽ばたいていくまでに、全面的に信頼できる状態に持って行く方にシフトしていかないといけない。多少ハマっても、healthyな方向に戻ってこようとする性質が子供達の中にはある、その部分をよーく見るようにこっちもどーんと構えないといけない。そして、戻ってこようとするだけじゃなくて、ちゃんと向上しようとしている部分もしっかり見て、見つけたら、それを見逃さないように、がしっと掴んでほめたり、サポートしたり、絡んでいく(場合によっては見守る)決意が大事なのではないかと。

 

そして、やっぱり結局一番大事だなーと思うのは、よく自己啓発系の本で書かれている、あの内容です。グサグサくるので、この内容に向き合うのは覚悟がいるのですが、

 

「子供にぐちぐち言いそうになったら、その時は、母親である自分に自信がないとき。まずは自分を信じられるように」というやつです。

 

なぜか、母親は子供を心配したり、お節介したり、良い方向に持って行こうといじくり回すことが当たり前と思ってしまいがちですが、これは、実は自分を見て見ぬふりしても出来ちゃうところが落とし穴かもしれません。

 

実は自分も自信がない部分がいろいろあるし、後悔していることとか、出来ていないことや、あんなこともこんなことも、弱いし情けないし、だらしないし、矛盾だらけだけど、それでも私は私を受けとめるってやつです。それが出来てはじめて、子供もだいじょーぶと思え、子供達のことも丸ごと信じることができる気がしてきました。

 

子供を目の届くところから手放すことって、ほんとに勇気がいるし、手放して信頼するのって怖いです。でも、もしかすると、だるまさんが転んだ!の遊びみたいに、私が前を向いて目をつむっている時こそ、わーって走って近づいてくるってものなのかも。

短い子育て期、目くじら立てる時間は極力減らして、楽しく過ごせる時間を増やしたい。

 

まあ、そう言いつつ、きっと、またモヤモヤモードが押しよせて来るとも思いますが、モヤモヤ消しゴムを一旦突き止めたので大丈夫かと笑

 

とりあえずゲーム時間は決めますが、細かくチェックしたり、将来のことを心配して悩んだりはこれにておしまいです!(ほんとにほんと!笑)