Swim Mom 日記

くまもと出身、アメリカ東部在住。水泳好きな息子たちのおかげで競泳ワールドを覗いています。

子供ゲーム時間 ストレスフリー見守り法

ここ最近、私の人生の中から一つの大きな無駄を一掃することができました。

 

それはなにかというと、子供たちのゲーム時間関連のイライラです。

 

話し合って決めたはずのゲーム時間が過ぎても、子供たちが平然とゲームを続けている姿を見るとモヤモヤして、「もう時間すぎているよ!」と注意したりしなければならず、時にはそれに対して「今いいところなの!」とか、「今すぐにやめられない!」と反論されたりもして、ゲーム時間をめぐってのちょこちょことしたストレスがたまっていました。

うちは、ゲーマー男子が3人もいて、消耗も3倍。相当なエネルギーの無駄だと感じていたので、それがようやくなくなって気分爽快。青春をとりもどしたようなすがすがしい状態なので、その見守り法にたどり着いた経緯をつらつらと書いてみます。

 

今までは、それぞれのゲームの時間をタイマーで管理させていたのですが、タイマーが鳴ってもゲームをし続けていました。「まだきりが悪いの!」「ゲームはすぐにはやめられないの!」という正論(?)をぶつけてくる彼らを理解しようと、5分、10分、15分くらいの調節タイムくらいは見守っているつもりでしたが、どうやら、”少しくらい平気”の感覚は、どんどんエスカレートしていくようで、こちらの容認も限界に達し、

ついに体育館の裏(キッチン)に長男を呼び出しました。

 

そして、「最近、ほとんどゲーム時間を守れてないみたいけど、どうしようかねえ?」と腹を割って話をしたところ、

 

「ママがうるさく注意するからせっかくの楽しいゲームが台無しになる」と、むすっとした顔で言い返されてしまいました。

 

 

まーね、それはわかるけど、野放しにはできないし、かといって、このまま時間を守る守らないバトルが続く状態は私の精神衛生上良くない・・。

 

そしてどうしたものかしらーと、夕飯の皿を洗いながら、ぐるぐると考えていたところ、ふと閃きがふってきました。

 

題して、「そっちがその気なら、こっちだって本気です作戦」

 

 

題からはまったく何も伝わらないこの作戦、いったいどういう作戦かというと、

もう、ゲームタイムを分単位で見える化します。というもの。お金と同じように

きちんと数字を出して管理していただきましょうということにしました。

 

そして、3人息子を呼び集め、「ママはこれから、一切ゲームタイムに口出ししません。そのかわり、これからはゲームタイムをお金と同じように厳密に考えてもらいます。あらかじめ1週間分のゲームタイムをまとめて渡すのでその中でやりくりしてください。なので、『たりない』とか、『今やめるのは都合が悪い』といったそちらの事情は通用しません。そういうことも予期して配分を考えてください。たとえば、ママが200ドル持って1週間分の買い物をしたとして、その日に100ドルのお寿司を買うのも自由だけど、もしそうする場合は残りの6日を200-100=100ドルの中で納めないといけないよね。その場合、毎食梅干しご飯とまではいかなくても、また寿司を買うわけにはいかないよね。それと同じでございます。」などというリアルな例も出して力説しました。

 

そして、本気な作戦なので、こちらも本気の見せ所として、新しくストップウォッチを購入し、ゲーム時間管理表も作りました。

 

ママは、ひと言もケチつけないし、ただ見守るだけだけど、記入はちゃんと

して、ゲームを終えた後に、ゲームをした時間をストップウォッチをちらりと見せに来てください。それだけが条件。それが、マイナスであろうが、プラスであろうが、何も言いません。

 

そして、1週間の最後にマイナスのバランスが出たら、それは翌週の時間からマイナスするよう伝えました。

 

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ママは本気だよチャート。

 

 

Earnedの箇所は、ゲームタイムを何とかして増やしたい人に、家事と引き換えに増やせるチョイスも設けました。マックス5分までと厳しいですが、もはや、ゲームタイムは通貨です(笑)

 

そして週に1回は、休肝日?安息日? ということで、Noゲームデイとなっています。

 

きっと、賛否両論だとは思います。

任せているようで、厳しすぎるようで・・。でもまあ、あっという間の子供時代だけの話ですから。時が来て、もっと自分のことに責任を持つようになってきて、ゲームが重要だと判断したらどんどんやるでも構わないし、自由に自分の時間を使っていただいて結構だけど、子供時代は、もっとめんどくさいこととか、暇でしょうがなくて、しょうもないことやってみたりとか、兄弟いるんだからお互いを楽しんだりとか、(おかあさんの手伝いを積極的にやってみたりとか)、ドーパミンだけじゃなくてセロトニンも出しましょうね。という母心ということでご容赦ください。

 

その後4週間経過し、ゲーム時間記録表は無事5枚目を印刷しています。

無事、機能していて、しかも、彼らの様子を見ていると、時間が来たら、スパッとやめるのです。「なーんだ、ちゃんとやめれるんじゃん。」と呆れてしまいますが、この方法だと、やめること=未来のゲームタイムを守る(チャチーン$)となって、それ自体がゲーム感覚になるのかなと思います。

 

ということで、我が家に一旦平和がもどりました。

自由に私のひらめきと独断でルールを作らせてくれる寛大な夫と、乗ってくれる単純な息子たちに感謝して、今日はこのへんで。